2021年5月15日土曜日

[積読立読斜読] 『統計分析を知れば世界がわかる 身長・体重から格差問題まで』(松下貢著、中公新書、2019年)第1章 統計的に考えるとはどういうことか

 


スローリーディング中の中公新書『統計分析を知れば世界が分かる』。

本日は第1章の正規分布の章を読みました。

メモ程度のまとめです。




・正規分布の名の由来は、統計の世界でこの分布がもっとも標準的だとみなされているから。

・ピークのてっぺんである平均値と、幅(分布のばらつき)を表す標準偏差の二つの量で特徴づけられる。

・正規分布は、様々な要因が互いに関係なく積み重なった過程、つまり加算過程によって分布した結果。

・酔っ払いがある地点から行き着く先も正規分布になる(酔歩の問題)。

・ブラウン運動(微粒子のランダムな運動)はかなり理想的な正規分布になる。

・偏差値の正規分布は万能ではなく、各々問題の難易度に差がない場合は良いが、2つの難易度の問題が織り交ざり得点の分布が2山になると正規分布にならない(低難易度の問題しか解けない組と低・高どちらも解ける組)。

・正規分布は厳密に管理された条件等が重なる工業製品にも現れる

・日本人の成人男子の平均身長が170cmになった遺伝的な推測
類人猿から直立歩行→身長が伸びる
物を拾うのに前屈みになる→あまり高い身長だと不便
長い進化の仮定で170cm程度が生存に望ましく、それに向かって身体を作る仕組みが遺伝的に出来た
「可算過程」=身長の形成の特徴