みづうみのみなとのなつのみじかけれ
田中裕明
数多(あまた)なる岬・崎・鼻けぶる夏
澤好摩
葉ざくらや人に知られぬ昼あそび
永井荷風
葉桜の中の無数の空騒ぐ
篠原梵
三枚におろされている薄暑かな
橋閒石
みづうみのみなとのなつのみじかけれ 田中裕明
数多(あまた)なる岬・崎・鼻けぶる夏 澤好摩
五月わが部屋を光の箱にして 細谷喨々
葉ざくらや人に知られぬ昼あそび 永井荷風
葉桜の中の無数の空騒ぐ 篠原梵
三枚におろされている薄暑かな 橋閒石
夜的の灯(ひ)草のはるかに置かれけり 上井川梨葉
花こぼるる棕櫚の下掃くさびしさよ 村山たか女
一八(いちはつ)に雨のふるなり屋根の上 村上霽月
短夜や盗みて写す書三巻 大須賀乙字










