2021年7月17日土曜日

[積読立読斜読] 『マネジメントの文明史』(武藤泰明著、日本経済新聞社、2020年)第5章 米国―マネジメントと経営者の創出

 


<まとめ>

第5章 米国―マネジメントと経営者の創出


・米国は「移民による植民地」という、まれに見る国であった。つまり最初から植民地側に自立意識があった。またそれゆえにインドのように途上国化しなかった。


・18世紀英国の産業革命の影響を、かなり早くから受けている。英国の植民地だったのだから当然。


・英国以外の他の国と同様、いろいろな産業革命が一気に(同時に)進んでいった。一種の途上国だからである(これは明治期の日本と同じ)


・19世紀半ばに石炭・石油・金が出た。


・国土が広いので、国内ビジネスと国外ビジネスの方法があまり変わらなかった。


・一点ものの機械ではなく、互換部品により組み立て可能な製品が得意。

(熟練工を必要とせず、故障の際に遠隔地に出張しなくても済む(部品の交換のみ))。


・会社が水平統合で大きくなった。そしてその結果として、中間管理職とマネジメントが生まれた。


・巨大化した会社は、垂直統合を余儀なくされた。


・企業行動は、かなり「えげつない」(石油会社のの電車会社買収・解散)。


・会社の巨大化(独占)は国民に嫌われ、州や国から制限された。


・独占が制限されたので、結果として、多角化せざるを得なかった(例外あり)。


・巨大な数社で市場を分け合うという産業組織である。


・技術革新というより、マネジメントの国である。