PH-129, Clyfford Still, 1949
著者のJustin Scott, クライブ・カッスラーと共に
この抽象画から一体どうやって物語を立ち上げあるのか興味があります。
登場人物は、「PH-129」という通し番号のみのタイトルのClyfford Still自身と、その作家を負う新進の抽象画家ジミー、ジミーを愛する女性画廊経営者アビー、かつてのアビーの恋人で現在は美術評論家のバーン、という組み立てです。
芸術は模倣から始まり、模倣から独創への転換点に悩む若い画家と、後押しする恋人の画廊経営者。二人の仲に嫉妬する美術評論家は、いったん画家の個展を最大級に持ち上げ、二回目の個展を貶すという復習に出ます。結末はどっちの勝利か?
結末まで読んで、Clyfford Stillの抽象画に戻ると、ちょっと寒気がします。よく出来たミステリーでした。


