2021年4月27日火曜日

[積読立読斜読] 『名句の所以(ゆえん)』(小澤實著、毎日新聞出版、2018年) 春の部 (8)



一二三四五六七八(ひいふうみいよういつむななや)桜貝

                 角田竹冷

 

仮の世にいろあらばこの桜貝    上田日差子 

 

遺失物係の窓のヒヤシンス    夏井いつき

 















一二三四五六七八(ひいふうみいよういつむななや)桜貝 角田竹冷

仮の世にいろあらばこの桜貝 上田日差子

チューリップ花びら外れかけてをり 波多野爽波

遺失物係の窓のヒヤシンス 夏井いつき

鳥交(さか)りたり潦(にわたずみ)まぶしくて 加畑吉男

ただひとりにも波は来る花ゑんど 友岡子郷

蝶われをばけものとみて過ぎゆけり 宗田安正

春の風顔いつぱいに吹く日かな 成田千空

春風や舟伊予によりて道後の湯 柳原極堂

わくさんの吾が生まるるしゃぼん玉 津川絵理子