スローリーディング中の岩波新書『英語独習法』、本日は「第7章 多聴では伸びないリスニングの力」「第8章 語彙を育てる熟読・熟見法」を読みました。
外国語学習の誤った認識にやみくもな「多聴」「多読」「多見(映画・ドラマ等)」があります。著者の主張もこれを誤った方法であり、上達には時間がかかりすぎるという指摘です。
知らない語彙ばかりある文章を聴いたり読んだりしても脳内には記憶されず、学習効果がありません。自分の学習目的をしっかり設定し、目的に合った教材を段階的に繰り返し学習する方が上達が早いとの主張です。
「第7章 多聴では伸びないリスニングの力」
P141
①語彙を増やす
②スキーマを使う
③マルチモーダル(復習の形式・手段)な情報を手がかりにする
P131
リスニングに時間を使うより、まず語彙を強化することと、その分野の記事や論文を読んで、その分野のスキーマを身につけることに時間を使ったほうがよい。
「第8章 語彙を育てる熟読・熟見法」
P146
多読学習は、ほとんどの単語を知っている文章の中でたまに出てくる知らない単語の意味を、読み取った内容と、自分がもっているスキーマを使って推測する練習だ。
P151
(知らない語彙があるという)予測が裏切られたとき、もっとも深い情報処理が起こり、記憶に深く刻印されるのである。
P155
英語で中心になるのは、動詞と前置詞である。
自然な英語を書くには、日本語の名詞のことを忘れて、文全体で何を伝えたいのかを考えることがとても重要なのである。そのとき、まず動詞を考えるべきである。
