2020年10月18日日曜日

[積読立読斜読]『新編新しい社会 公民』(東京書籍)第5章 地域社会と私たち

中学校の教科書を使った大人の学びなおし企画。『公民』をスローリーディング中です。


本日は「 第5章 地域社会と私たち」の章を読みました。日本と国際関係について。

この教科書では「持続可能な社会の形成」というくくりで「地理」「歴史」「公民」をリンクさせています。


戦後の日本は新しい憲法の下で国を再構築し、ある程度の成功は収めました。


経済成長、人口の増加が望めない現在、新たな目標をみつけていない感じがします。


「持続可能な社会の形成」はひとつの解答で、これが正解かどうかはわかりませんが、他にみつからにようなので、現在の日本の目標として向かっていけばよいのではと考えます。



第5章 地域社会と私たち


この章の学習を確認しよう

1.用語


(1)主権国家

国家は国民・領域・主権、によって成り立っている。

自国を統治し他国から干渉されない権利を持ち(内政不干渉の原則)と、主権国家間が対等である権利を持つ(主権平等の原則)



(2)領域(領土・領海・領空)

国の主権が及ぶ範囲



(3)排他的経済水域

どこの国も自由に航行でき、飛行機は上空を自由に飛行できる



(4)国際法

国際社会が守らなければいけない法律。国家間の条約や、国際慣習法など。



(5)国際連合

1920年に第一次世界大戦の反省から生まれた国際連盟が、第二次世界大戦を防げなかったため、1945年に生まれた国際組織。戦争・紛争を防ぎ、世界の平和と安全を維持することを目的としている。



(6)総会

国際連合の本部組織。2016年現在、193か国が加盟。年1回定期的に開かれる。



(7)安全保障理事会

国際連合の組織の一つ。世界の平和と安全を維持することを目的としている。米ロ英仏中5か国の常任理事国と、総会で選出された任期10か国の非常任理事国から構成される。常任理事国の1か国でも反対すれば決議できない。




(8)専門機関

国際連合の組織の一つ。UNESCO(国連教育科学文化機関)、WHO(世界保健機関)などの専門性をもつ組織。



(9)拒否権


国際連合の組織の一つ。世界の平和と安全を維持することを目的としている。米ロ英仏中5か国の常任理事国と、総会で選出された任期10か国の非常任理事国から構成される。常任理事国の1か国でも反対すれば決議できない。



(10)平和維持活動(PKO)

侵略などの他国の平和をおびやかす行動をとった国に対し、安保理の決定により



(11)ヨーロッパ連合(EU)

第二次世界大戦後、ヨーロッパで戦争を再び起こさないようにするため、経済関係を中心に統合を目指す動きが高まり、政治・外交の分野まで拡大。

1993年に発足した。特に経済面ではEU内に中央銀行が作られ、共通通貨(ユーロ)を導入して、ヨーロッパ内が一つの国内市場になっている。



(12)地域主義

EUのように、経済・環境・安全保障などの分野で、同じ課題をかかえている国どうしが、特定の地域でまとまりを作り、協調や協力を強めようとする動き。



(13)東南アジア諸国連合(ASEAN)

1967年に設立された東南アジアの地域連合。経済・政治・安全保障の分野で協力体制にある。



(14)アジア太平洋経済協力会議(APEC)

アジア太平洋地域の地域連合。貿易自由化などの経済関係の強化を図る目的でTPP(環太平洋経済連携協定)が調印されている。




(15)南北問題・南南問題

南北問題:先進工業国(先進国)が北にあり、発展途上国(途上国)が南に位置しており、経済格差が問題になっている。


南南問題:途上国間での経済格差問題。



(16)国連環境開発会議(地球サミット)

地球環境問題の解決のために国際協力を進めるために開かれた会議。気候変動枠組み条約や、生物多様性条約などが調印された。1992年。



(17)京都議定書

1997年、気候変動枠組み条約の締約国会議(COP)として開催された地球温暖化防止京都会議で採択された、先進国に温室効果ガスの排出削減を義務付ける文書。



(18)化石燃料

現在世界で最も多く使われているエネルギー源。石炭・石油・天然ガス。



(19)再生可能エネルギー

資源確保の問題がなく、二酸化炭素を排出しないクリーンなエネルギー源。太陽光、風力、地熱、バイオマス、など。



(20)貧困

1日1.9ドル未満で生活している人々。世界で8億人いる。



(21)フェアトレード

登場国の人々が生産した農産物・製品をその労働に見合う公正な価格で取引し、先進国の人々が購入する公正貿易のこと。



(22)マイクロクレジット

途上国の貧しい人々に対する新規事業向けの少額融資制度。




(23)地域紛争

国内や、国の周辺で起こっている小規模な武力衝突のこと。

原因は、米ソの冷戦秩序が崩れたこと、経済格差の広がりによる大衆の不満から。

多くは異なる宗教・民族を弾圧・排除という民族紛争の形をとる。



(24)難民

住んできた土地をはなれて周辺国に避難する人々。



(25)テロリズム

特定の集団が武器などを持って、敵対する国の軍隊や警察を攻撃したり、自爆テロによって一般の人々を無作為に死傷させたり、その国の代表的な建造物を破壊したりする行為。



(26)文化の多様性

世界各地には、その地域の気候や歴史などに応じて多様な文化があること。



(27)政府開発援助(ODA)

日本の途上国に対する援助。技術援助を含む。



(28)竹島・尖閣諸島・北方領土

近隣諸国との領土問題。竹島(韓国によって不法に占拠)、尖閣諸島(中国が領有を主張)、北方領土(ロシアが不法に占拠)



(29)核拡散防止条約

核保有国以外の国が核兵器を持つことを禁ずる条約。


(30)人間の安全保障

主権国家内の国民だけでなく、一人ひとりの人間に着目し、その生命や人権を大切にしようとする考え。



2.学習内容のまとめの図解


ア:化石燃料

イ:再生可能エネルギー

ウ:貧困

エ:地域紛争

オ:テロリズム

カ:難民

キ:南北問題・南南問題

ク:主権国家

ケ:領域

コ:地域主義

サ:東南アジア諸国連合(ASEAN)

シ:アジア太平洋経済協力会議(APEC)

ス:ヨーロッパ連合(EU)

セ:国際連合

ソ:総会

タ:安全保障理事会

チ:専門機関

ツ:拒否権

テ:国連環境開発会議(地球サミット)

ト:京都議定書

ナ:政府開発援助(ODA)

ニ:文化の多様性

ヌ:マイクロクレジット

ネ:フェアトレード

ノ:核拡散防止条約

ハ:竹島・尖閣諸島・北方領土







3.発展学習


(1)【国際社会の仕組み】

日本と次の4つの事柄はどのような関係にあるか。それぞれ[]の語句を使って説明しましょう。


①主権国家[領域/排他的経済水域]


②国際連合[総会/平和維持活動(PKO)]


③地域主義[アジア太平洋経済協力会議(APEC)/環太平洋経済連携協定(TPP)


④南北問題[先進工業国/発展途上国/G8/G20]


(2)【さまざまな国際問題】

上の図から、持続可能な社会を実現するうえで課題となっている国際問題を一つ取り上げ、どうして課題になっているのか、説明しましょう。



(3)【これからの地球社会と日本】

より良い地球社会を築いていくためには、どのような取り組みや方向性、考え方が大切でしょうか。上の図からキーワードとなる語句を抜き出して、それを使って自分の考えを説明しましょう。