2014年5月16日金曜日

[惹句どんどん] ジャック・ロンドン

[惹句どんどん]は名言集。基本的に一次資料からの引用です(名言集などから採らない)。
したがってあまり数は増えません。今回は特別編でWEBの名言集から引用。

「惹句どんどん」はアメリカの小説家、ジャック・ロンドンとかけてますが。。。

Life is not a matter of holding good cards, but sometimes, playing a poor hand well.

Jack London

(試訳では、悪い手持ちカードのほうが人生がうまくいくときもある。。。でしょうか?)。

↓平凡社の世界大百科事典より。ついでに村上春樹からロンドンに関しての比喩の引用。


ロンドン  1876‐1916
 Jack London

アメリカの小説家。サンフランシスコで,占星術師の私生児として生まれたとされる。青少年時代を無頼と放浪のうちに過ごし,カリフォルニア大学に1学期在籍,その前後にスペンサー,ダーウィン,マルクス,ニーチェ等を愛読,特に社会主義の影響を受けた。その後アラスカのゴールドラッシュに加わり,その経験を素材にした9編の短編小説は《狼の子》(1900)にまとめられ,好評を博した。ロンドンのスラム街の調査,日露戦争等の特派員活動にも従事。アラスカの大自然の中で野性に目覚めていく犬を主人公にした《荒野の叫び声》(1903。初訳は堺利彦による),それと逆の過程を扱う《白い牙》(1906),ニーチェ流超人思想を反映した《海狼》(1904),資本主義の未来を描く《鉄の踵》(1907),半自伝的な《マーティン・イーデン》(1909)等,人気作家として,数多くのロマンティックで自然主義的な作品を書いたが,自己の本性と信条の損藤に悩み,自殺した。     池田 孝一

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樫の木のてっぺんのほらで胡桃を枕にうとうとと春をまっているリスみたい
札幌までの列車の中で、僕は三十分ほど眠り、函館の駅近くの書店で買ったジャック・ロンドンの伝記を読んだ。ジャック・ロンドンの波瀾万丈の生涯に比べれば、僕の人生なんて樫の木のてっぺんのほらで胡桃を枕にうとうとと春をまっているリスみたいに平穏そのものに見えた。少なくとも一時的にはそういう気がした。伝記というものはそういうものなのだ。いったい何処の誰が平和にこともなく生きて死んでいった川崎市立図書館員の伝記を読むだろう? 要するに我々は代償行為を求めているのだ。

『ダンス・ダンス・ダンス』 村上春樹